スプレッドとは?取引コストの基本をわかりやすく解説!

FXを始めると必ず目にする「スプレッド」これは取引をする際に発生する実質的なコストです。スプレッドの仕組みを理解することで、余計なコストを抑えながら、より有利にFX取引を進めることができます。本記事では、スプレッドの基本から、なぜ発生するのか、そしてスプレッドが狭いFX会社を選ぶポイントまで詳しく解説します!

スプレッドとは

スプレッドとは、「Bid(売値)」と「Ask(買値)」の差額のことを指します。これは、FX会社が提供する取引コストの一種で、実質的な手数料と考えられます。

例えば、USD/JPY(ドル/円)のレートが以下のように表示されていたとします。

Bid 139.95 / Ask 140.00

スプレッド:0.05円(5銭)

この場合、ドルを買うときは140.00円、売るときは139.95円となり、0.05円(5銭)のスプレッドが発生します。

スプレッドが広いと、利益を出すまで時間がかかるから要注意

なぜスプレッドが発生するのか

スプレッドは、FX会社の利益の一部になっています。FX会社は、スプレッドを通じて取引ごとに一定の利益を確保する仕組みになっています。

また、市場の状況によってスプレッドの広がり方は変わります。例えば、

  • 市場が安定しているとき → スプレッドは狭くなる
  • 市場が不安定なとき → スプレッドは広がることがある

特に、重要な経済指標の発表時や市場が開く直後などはスプレッドが広がりやすく、取引コストが高くなることがあるため注意が必要です。

経済ニュースの発表直後はスプレッドが広がることが多いから注意が必要

スプレッドが狭いほうがいい理由

スプレッドは、トレーダーにとって取引コストそのものです。そのため、スプレッドが狭いFX会社を選ぶことで、取引コストを最小限に抑えることができます。

例えば、以下の2つのケースを比較してみましょう。

A社のスプレッド:0.2銭(米ドル/円)

B社のスプレッド:1.0銭(米ドル/円)

1万通貨の取引をした場合、スプレッドによるコストは以下のようになります。

A社:20円のコスト(0.2銭 × 10,000通貨)

B社:100円のコスト(1.0銭 × 10,000通貨)

このように、スプレッドが広いとコストが高くなり、利益を出すまでに時間がかかってしまいます。そのため、FX会社を選ぶ際にはスプレッドの狭さをチェックすることが重要です。

取引回数が多い人ほど、スプレッドが狭い会社を選ぶとお得になるよ

スプレッドは固定?変動?

FX会社によって、スプレッドには「固定」と「変動」の2種類があります。

固定スプレッド: 基本的に一定のスプレッドを提供(ただし、相場が大きく変動すると一時的に広がることも)

変動スプレッド: 市場の流動性によってスプレッドが変わる(取引量が多いと狭く、少ないと広くなる)

固定スプレッドのほうが安定しており、初心者には固定スプレッドのFX会社を選ぶのがおすすめです。

固定スプレッドなら、急にコストが跳ね上がる心配が少ないよ

スプレッドが狭いFX会社の選び方

スプレッドが狭いFX会社を選ぶと、コストを抑えて取引がしやすくなります。下記の4つのポイントをチェックしましょう。

  1. 主要通貨ペアのスプレッドが狭いか?(米ドル/円、ユーロ/円など)
  2. 固定スプレッドか変動スプレッドか?
  3. スプレッドが安定しているか?(急に広がらないか)
  4. 経済指標発表時や市場オープン時のスプレッドの変動をチェック

スプレッドが狭いFX会社としては、GMOクリック証券やDMM FX、外為どっとコムなどが人気です。

スプレッドの狭さは長期的な利益に大きく影響するから、よく比較しよう

まとめ

スプレッドはFX取引の際に発生する実質的なコストで、Bid(売値)とAsk(買値)の差額を指します。スプレッドが狭いほど取引コストが抑えられ、利益を出しやすくなります。市場の状況や経済指標の発表によって変動するため、安定した固定スプレッドのFX会社を選ぶのがおすすめです。取引回数が多いほどスプレッドの影響は大きくなるため、FX会社選びの際はスプレッドの狭さをしっかり比較しましょう。

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