証拠金とは?初心者でも分かる仕組みと活用方法を解説!

FXを始めると「証拠金」という言葉をよく耳にします。証拠金とは、FX取引をするために預ける資金のことです。しかし、証拠金は単なる預け金ではなく、取引の維持やリスク管理に大きく関わる重要な概念です。本記事では、証拠金の基本から計算方法、リスク管理のポイントまで分かりやすく解説します。

証拠金とは

FXの証拠金とは、取引をするためにFX会社に預ける資金のことです。FXは「証拠金取引」とも呼ばれ、少ない資金(証拠金)で大きな取引ができる仕組みになっています。

例えば、10万円の証拠金を預けた場合でも、レバレッジをかけることで数十万円~数百万円分の取引が可能になります。

証拠金があるからこそ、レバレッジを活用できるよ

証拠金の種類

FXでは、主に下記の2種類の証拠金が存在します。

  1. 必要証拠金
  2. 有効証拠金

1.必要証拠金

取引を開始するために必要な最低限の証拠金のこと。レバレッジによって必要な金額が変わります。

2.有効証拠金

口座にある証拠金の総額で、含み損益(未決済の利益・損失)を反映した金額。取引を続けるために重要な指標です。

有効証拠金が減ると、ロスカットのリスクが高まるよ

必要証拠金の計算方法

必要証拠金は、以下の計算式で求められます。

必要証拠金 = 取引数量 × 為替レート ÷ レバレッジ

例えば、USD/JPY(ドル円)を1万通貨(1ロット)取引する場合、以下のように計算されます。

✔︎ 為替レートが150円、レバレッジ25倍の場合

必要証拠金 = 10,000通貨 × 150円 ÷ 25 = 60,000円

✔︎ レバレッジ10倍の場合

必要証拠金 = 10,000通貨 × 150円 ÷ 10 = 150,000円

レバレッジが低いほど、必要な証拠金は増えるんだ

証拠金維持率とは

証拠金維持率とは、現在の有効証拠金が必要証拠金の何%に当たるかを示す指標です。

証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100(%)

例えば、必要証拠金が60,000円で、有効証拠金が120,000円の場合

120,000円 ÷ 60,000円 × 100 = 200%

多くのFX会社では、証拠金維持率が100%以下になると新規注文が制限され、50~70%を下回るとロスカット(強制決済)の対象になることがあります。常に維持率を確認し、余裕を持った資金管理を心がけましょう。

証拠金維持率が低くなると、強制的に取引が終了してしまうから注意しよう

証拠金の管理で注意すべきポイント

証拠金の管理で注意すべきポイントは下記の3つです。

  1. 余裕を持った証拠金で取引する
  2. 証拠金維持率を常にチェックする
  3. レバレッジをかけすぎない

FX取引を安全に行うためには、証拠金の管理が重要です。以下のポイントを押さえて、リスクを抑えた取引をしましょう。

1.余裕を持った証拠金で取引する

証拠金ギリギリで取引すると、少しの相場変動でロスカットのリスクが高まります。

2.証拠金維持率を常にチェックする

維持率が100%を切る前に、追加で証拠金を入れるか、ポジションを減らしましょう。

3.レバレッジをかけすぎない

レバレッジが高すぎると、少しの値動きで証拠金が減ってしまい、リスクが大きくなります。

無理なレバレッジで取引しないことが、FXで生き残るコツだよ

まとめ

FXは証拠金を活用することで、少ない資金でも大きな取引ができます。しかし、リスク管理を怠ると、証拠金が一気に減ってしまうこともあるので注意が必要です。証拠金の仕組みをしっかり理解し、安全に取引を進めていきましょう!

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