FXの取引を始める前に、重要な用語をしっかり理解しておきましょう。以下の解説を読めば、FXの基礎知識がスムーズに身につきます!
通貨ペア
FXでは異なる2つの通貨をセットにして売買します。この組み合わせを「通貨ペア」と呼びます。
例:USD/JPY(米ドル/円)、EUR/USD(ユーロ/米ドル)

通貨ペアごとに値動きのクセがあるよ!特徴をチェックしよう
Bid(売値)と Ask(買値)
Bid(ビッド): トレーダーが通貨を売るときの価格
Ask(アスク): トレーダーが通貨を買うときの価格

この2つの差額がスプレッド!実質的な取引コストになるよ
スプレッド
Bid(売値)とAsk(買値)の差額で、取引ごとに発生するコスト。スプレッドが狭いほど、利益を出しやすくなります。

FX会社ごとにスプレッドが違うから、手数料の安い業者を選ぼう
ロット
FXの取引量の単位は、
1ロット=1,000通貨や10,000通貨(FX会社によって異なる)
初心者は「1,000通貨単位」の口座から始めるのがおすすめです。

最初は小さいロットで取引して、慣れてきたら増やそう
Pips(ピップス)
為替レートの変動を示す最小単位
例: USD/JPYのレートが140.50 → 140.51なら「1pips上昇」
証拠金
取引をするためにFX会社へ預ける担保資金
証拠金が足りないと強制ロスカット(自動決済)されることも

証拠金に余裕を持たせると、安心して取引できるよ
レバレッジ
少ない資金で大きな取引ができる仕組み
例: レバレッジ25倍なら、10万円の資金で250万円分の取引が可能

レバレッジが高いとリスクも大きくなるから、最初は3倍くらいで始めよう
ロスカット
損失が一定額を超えたときに、FX会社が自動的にポジションを決済する仕組み
資金がゼロになるのを防ぐための安全装置

証拠金維持率をチェックして、ロスカットを回避しよう
スワップポイント
異なる金利の通貨を保有することで発生する金利差
- 高金利通貨を買う → スワップポイントがもらえる(例:メキシコペソ、南アフリカランド)
- 低金利通貨を買う → スワップポイントを支払う(例:円、スイスフラン)

スワップ狙いなら、高金利通貨を長期保有するのがポイント
マージンコール
証拠金維持率が一定レベルを下回るとFX会社から送られる警告

マージンコールが来たら、追加の入金をするか、ポジションを整理しよう
ポジション
現在保有している売買契約のこと
- ロング(買いポジション): 安く買って高く売る
- ショート(売りポジション): 高く売って安く買い戻す

上昇を狙うならロング、下落を狙うならショートを活用しよう
約定(やくじょう)
注文が成立すること
- 指値注文: 指定した価格で取引する
- 成行注文: 現在の価格で即座に取引する

約定スピードが速いFX会社を選ぶと、ストレスなく取引できるよ
ボラティリティ
相場の値動きの大きさを示す指標
- ボラティリティが高い → 値動きが激しく、利益も損失も大きくなりやすい
- ボラティリティが低い → 値動きが安定し、リスクが少ない

短期トレードならボラティリティの大きい通貨ペアを選ぼう
トレンド
相場の方向性のこと
- 上昇トレンド: 価格が右肩上がりに上昇
- 下降トレンド: 価格が右肩下がりに下降
- レンジ相場: 一定の範囲内で価格が推移

トレンドを見極めることで、エントリーポイントがわかるよ
ファンダメンタルズ分析
経済指標や政策金利、政治的要因などを分析し、相場の動きを予測する方法
例: 雇用統計、GDP、金利政策の発表に注目
テクニカル分析
チャートを分析して売買タイミングを判断する方法
代表的な指標:
- 移動平均線(相場の流れを把握)
- ボリンジャーバンド(価格の変動範囲を予測)
- RSI(相対力指数)(買われすぎ・売られすぎを判断)

初心者は移動平均線から学ぶのがおすすめ
まとめ
FXでは、基本用語を理解することが成功の第一歩!特に 通貨ペア・スプレッド・レバレッジ・証拠金・ポジション・トレンド分析 などは、実際の取引で頻繁に使うので、しっかり押さえておきましょう。