通貨ペア完全ガイド|初心者が知るべき基本と選び方を徹底解説

FX取引を始める際に、最も重要なポイントの一つが「通貨ペア」の選び方です。FXは常に2つの通貨を売買する仕組みになっており、その組み合わせが「通貨ペア」と呼ばれます。どの通貨ペアを選ぶかによって、リスクや利益の出しやすさが大きく変わるため、しっかり理解しておくことが大切です。この記事では、通貨ペアの基本から種類、特徴、選び方、そして初心者向けのおすすめ通貨ペアまで詳しく解説します。

通貨ペアとは?FXにおける基本概念を理解しよう

FXの取引では、ある通貨を売って別の通貨を買うという取引が行われます。そのため、FXの注文は必ず「2つの通貨がセット」になっています。これが通貨ペアと呼ばれるものです。例えば、「USD/JPY(米ドル/日本円)」の場合、米ドルを買って日本円を売る、またはその逆の取引を行うことになります。

通貨ペアの最初にくる通貨を「基軸通貨(ベース通貨)」、後ろにくる通貨を「決済通貨(クォート通貨)」と呼びます。例えば、USD/JPY 110.50というレートの場合、これは「1米ドル=110.50円」という意味になります。

通貨ペアはシンプルだけど、意味をしっかり理解しておこう

通貨ペアの種類

通貨ペアは、大きく分けて3つのカテゴリに分類されます。それぞれの特徴を理解して、自分の取引スタイルに合った通貨ペアを選びましょう。

1. メジャー通貨ペア(主要通貨ペア)

取引量が多く、流動性が高いため、スプレッド(売値と買値の差)が狭く、取引コストが低いのが特徴です。安定した値動きが多いため、初心者にもおすすめです。

主なメジャー通貨ペア

  • USD/JPY(米ドル/円) → 日本のトレーダーに人気!
  • EUR/USD(ユーロ/米ドル) → 世界で最も取引量が多い!
  • GBP/USD(英ポンド/米ドル) → 価格変動が大きく上級者向け!
  • USD/CHF(米ドル/スイスフラン) → 安定した値動きが魅力!

メジャー通貨ペアは流動性が高いから安心して取引できる

2. クロス通貨ペア

米ドルを介さずに、他の主要通貨同士を組み合わせたペアです。流動性はメジャー通貨ペアよりも低めですが、日本円を含むクロス円(EUR/JPY、GBP/JPYなど)は国内トレーダーに人気があります。

主なクロス通貨ペア

  • EUR/JPY(ユーロ/円) → 価格の変動が大きめで中級者向け
  • GBP/JPY(英ポンド/円) → 値動きが激しく、短期トレード向け
  • AUD/JPY(豪ドル/円) → スワップポイント狙いにもおすすめ
  • EUR/GBP(ユーロ/英ポンド) → ヨーロッパ圏で人気

クロス円は日本のFXトレーダーにとって身近な通貨ペアだね

3. エキゾチック通貨ペア

新興国の通貨と主要通貨を組み合わせたペアです。スワップポイント(金利差による利益)が高いことが魅力ですが、価格変動が大きく、リスクも高いため初心者向きではありません。

主なエキゾチック通貨ペア

  • USD/TRY(米ドル/トルコリラ) → スワップ狙いで人気
  • USD/ZAR(米ドル/南アフリカランド) → 高金利通貨として有名
  • EUR/TRY(ユーロ/トルコリラ) → 長期運用向き

スワップポイント狙いならエキゾチック通貨ペアもチェック

初心者におすすめの通貨ペア|選び方のポイント

初心者が通貨ペアを選ぶポイントは下記3つです。

  • 流動性が高く取引しやすいペアを選ぶ
  • 価格変動が安定している通貨ペアを選ぶ
  • スプレッドが狭く、取引コストが低い通貨ペアを選ぶ

1. 流動性が高く取引しやすいペアを選ぶ

流動性が高い通貨ペアは売買がスムーズに行え、スプレッドも狭いため、取引コストを抑えられます。初心者には USD/JPY(米ドル/円)EUR/USD(ユーロ/米ドル) などのメジャー通貨ペアがおすすめです。

2. 価格変動が安定している通貨ペアを選ぶ

値動きが激しい通貨ペアは予想が難しく、初心者にはリスクが高いため、比較的安定した通貨ペアを選びましょう。

3. スプレッドが狭く、取引コストが低い通貨ペアを選ぶ

スプレッドが広い通貨ペアは、取引するたびにコストがかかるため、短期トレードには向きません。特に USD/JPYEUR/USD はスプレッドが狭く、初心者に向いています。

初心者はスプレッドの狭いUSD/JPYから始めるのがベスト

まとめ

FXでは通貨ペアの選び方が重要です。初心者には流動性が高くスプレッドの狭い USD/JPYEUR/USD がおすすめ。値動きの安定した通貨を選び、リスクを抑えながら取引を進めましょう。

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